環境にも文化にも優しい選択:ヴァナキュラー住宅の魅力
こんにちは!
「住宅設計年間1,400棟以上、累計10,000棟以上の実績」SCaDの志村です!
突然ですが「ヴァナキュラー住宅」って知ってますか?
地域に根ざした持続可能なデザインとして最近話題になっているんです!
今回はこの「ヴァナキュラー住宅」がどんなものなのか解説していきたいと思います。
【目次】
1.ヴァナキュラー住宅ってなに?
2.ヴァナキュラー住宅が注目される理由
3.海外のヴァナキュラー住宅
4.日本のヴァナキュラー住宅
5.ヴァナキュラー住宅を取り入れた住宅例
6.まとめ
ヴァナキュラー住宅ってなに?
ヴァナキュラー住宅という言葉はあまり聞きなじみがないかもしれませんね。でも、その意味はとてもシンプルです。地域の風土や文化、自然環境に調和した住宅のことを指します。
この「ヴァナキュラー」という言葉は、ラテン語の「地域に根付く」という意味からきているんです。
たとえば、寒い地域では断熱性が高く、冬でも暖かく過ごせる工夫がされています。一方で、暑い地域では風通しを意識した設計が特徴。どちらも、その土地で暮らす人々の知恵が詰まったデザインです。いわば「その地域らしさ」を最大限に生かした家とも言えますね。
ヴァナキュラー住宅が注目される理由
最近、ヴァナキュラー住宅がじわじわ注目されているのには、いくつか理由があります。
1つ目は「環境にやさしい」こと。
地元の材料を使うことで、輸送コストやエネルギーの消費をぐっと抑えられるんです。これが、持続可能な社会を目指す現代にピッタリ!
2つ目は「文化の再発見」。
グローバル化が進む一方で、自分たちの地域文化や伝統を見直したいという動きが広がっています。ヴァナキュラー住宅は、その土地らしさを大切にするスタイルだからこそ、こうした思いに応えてくれるんです。
3つ目は「暮らしやすさ」。
自然と調和した設計のおかげで、エアコンや人工照明に頼らない快適な住まいが実現できます。たとえば、風通しの良い設計や自然光を取り入れる工夫がそうですね。
このような理由からヴァナキュラー住宅に年々注目が集まってきているんです。
海外のヴァナキュラー住宅
海外のヴァナキュラー住宅は、それぞれの地域の個性が表れているのが特徴的です。
イランの「パランガン村」
斜面を活かした石造りの家々が特徴的で、各家の屋根が上の家の庭として使われています。地域の地形を最大限に生かした賢いデザインですね。